車体の塗装を保護するペイントプロテクションフィルム(PPF)。
ペイントプロテクションフィルム(Paint Protection Film)とはその名の通り、飛び石・当て傷・虫の死骸などから車体を保護する目的で施工される150μの透明のフィルムです。
日本では「ペイント」を割愛し、プロテクションフィルム(PPF)と呼ばれます。
ペイントプロテクションフィルム=プロテクションフィルム=PPFは同義です。
※近年カラーPPFも誕生しているため、一概にプロテクションフィルム(PPF)=透明ともいえませんが、一般的にPPFは透明です。
さて、そんなプロテクションフィルム(PPF)を依頼しようと思う時、選択肢は大きく分けて2つ、、、
自動車ディーラーで依頼をするか、プロテクションフィルム(PPF)専門店に依頼するかです!
当店ザラップは、後者のプロテクションフィルム(PPF)専門店側となりますが、結論からお伝えすると、どこにプロテクションフィルム(PPF)を依頼するかで得られるメリット・デメリットは大きく違います。
これは「必ず〜の方がいい!」という話ではなく、それぞれのメリット・デメリットが大きく異なるため、ご自身にとってどちらが良いか選択肢が変わってくるという話です。
ということで!
プロテクションフィルム(PPF)を依頼したい方に必見!
ずばりディーラに依頼する場合と専門店に依頼する場合、どちらが皆さまにとってベストか徹底解説します!
また、仕上がりクオリティーに妥協したくない方へ、信頼のおける業者を見抜く確実な選定方法を今回特別に伝授したいと思います!
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「自動車ディーラー」と比較する上で、プロテクションフィルム(PPF)業務を担う業者を総括して「PPF専門店」もしくは「PPF業者」と呼びます。
当店ザラップのように、プロテクションフィルム(PPF)を業務のメインとする業者もあれば、中には副業の業者も含まれますため、専門店のその専門性の度合いに違いがあることをおさえた上で読み進めて下さい。
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【重要】プロテクションフィルム(PPF)施工に関する基礎知識

早速自動車ディーラーとPPF専門店、それぞれに依頼する場合のメリットとデメリットを見ていきましょう!
、、、
といきたいところではありますが、まず大事なご質問から始めたいと思います。
プロテクションフィルム(PPF)の良し悪しはどうやって決まるかご存知でしょうか?
何を持って、「このプロテクションフィルム(PPF)施工は凄い!」といえるのでしょうか?
(担当者とのコミュニケーションが良いか、納車後のフィルムのメンテナンス保証があるかなどは一旦隣に置いて)プロテクションフィルム(PPF)施工にだけフォーカスした時、何を持って良い施工、何を持って△な施工というでしょうか?
ざっくりとはなりますが、ここでプロテクションフィルム(PPF)施工の大前提となる基礎知識をお伝えしていきたいと思います。
プロテクションフィルム(PPF)施工のプラン(施工範囲)
プロテクションフィルム(PPF)施工を依頼する際、まず最初に決めることはどの範囲プロテクションフィルム(PPF)を施工するかです。
「〜の箇所と〜の箇所と〜箇所と…」と細かく施工箇所をピックアップしてくのは稀で、基本的には以下のようなプランをお選び頂きます。
ちなみにこのプランは、当店ザラップの人気プランです。

FRONT FULL
フロントフルプロテクション
飛石傷が一番付きやすいフロント周りをガード!

FULL
フルプロテクション
車体全体を保護する最上級プラン!

MATTE FULL
マットフルプロテクション
フルプロテクション+車をマットにドレスアップ!XPELステルス(半艶サテンタイプ)もご用意ございます!
「フロントフルプロテクション」といった名称は、各PPF専門店によって多少呼び方は変わるかも知れませんが、フロント周りに集中したこちらのプランは、どのPPF専門店でも似たようなプランが用意されているのが基本です。
※ただし、PPF専門店によっては「フルプロテクションのみ」「ヘッドライトのみ」と限定施工する業者もあります。
「フロントフルプロテクション」「フルプロテクション」「マットフルプロテクション」と3つに分かれていますが、お気づきの通り「フルプロテクション」と「マットフルプロテクション」は施工範囲は変わりません。
フィルムの質感が艶ありのグロスの場合は「フルプロテクション」、艶なしのマットの場合は「マットフルプロテクション」といったように、両者の違いは質感です。
よって、3つのプランはあるとはいえ、施工範囲だけでみると大きく2つに分かれるプランとなっております。
一方で「フロントフルプロテクション」と「フルプロテクション」の間に「フロントフルプラス」といった中間のプランを設定しているPPF専門店もあります。
これは、「フロントフルプロテクション」以上「フルプロテクション」以下の施工範囲、つまり中間のプランとなります。
当店ザラップでは、担当者がお客様のお車・保管環境・どれぐらいの頻度で乗られるかといったヒアリング内容を元に、お客様に合わせた施工プランをカスタマイズしてご用意致します。
よって、当店では「フロントフルプラス」といった名称でプランはご用意しておりませんが、「フロントフル+両ドア」、「フロントフル+カーボンパーツ」といったように、「フロンフルプロテクション」をベースとして施工箇所をカスタマイズします。
カットシステムとカットデータ
プロテクションフィルム(PPF)の施工をざっくりお伝えすると↓
- プロテクションフィルム(PPF)施工のためのカットシステムから施工該当箇所のカットデータを抽出
- プロッターと呼ばれるフィルムをカットする機械で、カットデータに沿ってフィルムをカット
- 専用の施工液を使用しながら、カットされたフィルムを施工
となります。
さてここでキーとなるのが、カットシステムとのカットデータです。
まずカットシステムから見ていきたいと思いますが、プロテクションフィルム(PPF)施工のためのカットシステムは世界でも複数種類あります。
しかし、数多くあるPPF専門店といえども、実際に使用するカットシステムは2〜5種類といったところで、つまりどのPPF専門店も使用するカットシステムはほぼ同じです。
日本ではXPELが一番メジャーなPPFフィルムメーカーなため、XPELのカットシステムである「デザインアクセスプログラム(DAP)」を使用している業者が多い印象です。
なぜ実際に使用するカットシステムは限定的かというと、このカットシステムというのは全世界のPPFインストーラーが使用&改善した、いわば情報の蓄積であり、このデータ蓄積量が多ければ多いほどベターなカットデータになります。
よって必然的に王道のカットシステムは世界でも絞られるというカラクリです。
ちなみにですが、プロテクションフィルム(PPF)の施工範囲(プラン)を選ぶ際、基本的にはこのカットデータをまとめた資料を見ながらプランの説明があります。
PPF専門店が使うカットシステムはどの業者もほぼ同じであることはお伝えさせて頂きましたが、カットシステム上では「フルプラン」に☑︎を入れるわけではなく、「フロントバンパー」「ボンネット」といったように個々の該当箇所に☑︎を入れます。
よって、あいみつを取る時は、それぞれのカットデータを見比べて確認すると安心です。
カットシステムにあるカットデータの限界
プロテクションフィルム(PPF)施工は、既にパーツの形にカットされたフィルムを専用のゲルを使用し、形に合わせるようにして施工していくことは先述させて頂きました。
イメージでいうならばパズルのようにピースを合わせていくような作業ですが、実はパズルのようにピースがピタッと簡単に合うわけではありません。
というのも、車体は凹凸があるので、スチーマーを使用しフィルムに熱を加え変形させながら型を合わせていく必要があるからです。

ということで、カットデータは変形させながら施工することを加味して作られているため、型とピッタリ同じ大きさではなく、気持ち小さく設計されているのが基本です。
それも、「全体が実寸の98%小さく作られている」といった単純な話ではなく、凹凸が激しい箇所と比較的平面の箇所では、そのパーセンテージが異なります。
聞いているだけで、非常に難しいですよね(焦)!
まとめますと、カットシステムにあるカットデータは、施工員が実際に貼って調整して作ったデータです。
よって、そのデータを作った施工員一個人の特徴を色濃く反映したデータがカットデータであることが非常にポイントです。
だからこそ、カットシステムによってカットデータは多少なりとも異なりますし、さらに言えば、同じカットシステム内のカットデータでもそれぞれのデータで特徴は異なります。
さらに複雑なのは、、、
(まだあります、、、!!涙)
そのカットデータはただ見ただけでは、そのデータを作った施工員がどんな意図でどんな点を考慮して作ったデータかなど、(経験で何となくの想像はできたとしても)明確にそれを読み解くことはできません。
施工をしながらそれを読み解いていく必要がある=読み解き臨機応変に施工する技術が施工員には求められるといえます。

個人の特徴を色濃く反映したデータであるからこそ、カットシステムにあるカットデータはある意味で不完全であるといえます。
プロテクションフィルム(PPF)施工の良し悪しは何で決まる?
ということで、、、
「端の端までフィルムを施工したい!」「なるべくフィルムの繋ぎ目を少なくしたい!」といったより最善の施工を求めると、実際に施工する人が自分の施工スタイルに合わせてカットデータを修正する必要が往々にしてあります!
簡単にいうならば、ベストを追求すると「カットデータの修正」はマストです!
逆をいえば、こういった「カットデータの修正」を怠けると、
- フィルムとフィルムの繋ぎ目に大きな隙間が生まれてしまう
- 見栄えが悪い仕上がりになってしまう
- 保護すべき箇所にそもそもプロテクションフィルム(PPF)が施工されない=保護すべき箇所が保護できていない
といった、思わしくないNGな結果を招きます。。。
これは、良い施工とはいえません。
加えて、「カットデータの修正」だけでなく、「一から型取りをしてカットデータ作成」する必要がある場合もあります。
例を見ていきましょう!
以前ご紹介させて頂いた「McLaren 600LTがプロテクション(PPF)とカーラッピングで大変身★」では、フロント下の部分、ならびリアのフィン先のカットデータがありませんでした。




McLaren 600LTがプロテクション(PPF)とカーラッピングで大変身★
こちらのMcLaren600LTだけではなく、例えばフェラーリでもフィン先を保護するカットデータは、どのカットシステムにも存在しません。
それは、フィン先は、ちょうどフィルムの切れ目の位置になるからです。
しかし、よく考えてみると、縁石で一番最初に当たる箇所はこのフィン先です。
カーボンパーツであれば、一度傷付けてしまっては、リペアは困難です。
当店ザラップでは、「プロテクションフィルム(PPF)の本来の目的=車体を保護する」という原点を重視し、保護すべきと考える箇所は一から型取りをして施工をします!
また、SUZUKI ジムニーシエラの場合は、海外と日本モデルでウィンカーの位置が異なるため、使えるミラーのカットデータがありませんでした。
こういう場合、当店ザラップであれば、「一から型取りをしてカットデータ作成」し、必ず施工をします。

まとめると、
保護すべき箇所にも関わらずカットシステムにカットデータがないから施工をしないというのは良い施工とはいえず、一から型取りをしてカットデータを作り施工をするのは良い施工といえます。
最後に!
「カットデータの修正」と「一から型取りをしてカットデータ作成」双方が必要となる場合もあります。
こちらも一つ、以前に施工させて頂いたSF90のボンネットの事例で見てみましょう!
こちらのお車ですが、ボンネットに大きなダクトがついており、元々のカットデータではダクトを境に、大きなフィルムが分割されていました。

分割施工は、1枚では施工が困難な場合に選択されるため、分割自体が悪いわけでは決してありません。
が!
フィルムの繋ぎ目が目立たないに越したことはないのも事実です。
よって、当店ザラップではカットデータを修正してこの目立つ分割線をなくし、型取りをして手前のダクトの部分にフィルムを施工しました。
つまり、「カットデータの修正」と「一から型取りをしてカットデータ作成」を経て、美しいボンネット施工が完了しました!

元々のカットデータと当店が作ったデータの違いは、見栄えです。
「車体を保護する」という役割において違いはありませんが、「カットデータの修正」と「一から型取りをしてカットデータ作成」した当店のカットデータの方が、明らかに美観において美しいです。
つまり、
「カットデータの修正」と「一から型取りをしてカットデータ作成」といった手間を惜しまず、より見栄えが美しい施工は良い施工といえます。
以上、施工の良し悪しは「カットデータの修正」ならび「一から型取りをしてカットデータ作成」が大きく影響する点をお伝え致しました!
ここで分かることは、つまりはどこまでPPF専門店が尽力するかは、そのPPF専門店、、、
もっというならば担当する施工員にかかっています。
「やる/やらない」の手間だけでなく、(SF90のボンネット例のように)「できる/できない」の技術力も関係します。
それだけではありません。
プロテクションフィルム(PPF)はフィルム自体が高額です。
よって、大きいパーツを再施工しようものなら、楽に数万〜数十万の損失です。
さらに、施工期間がタイトであったならどうでしょうか。
再施工に数時間、その経過を見るのに数日と考えると、ベストのクオリティでないと分かっていても、OKを出してしまう可能性は往々にしてあるでしょう。
だからこそ!
プロテクションフィルム(PPF)は依頼する業者によって、仕上がりクオリティは雲泥の差が生まれるわけです。
当店ザラップでは、全ての施工箇所において、上で見た「良い施工」の基準をクリアしないと、施工完了とはなりません。
また、複数人チェック体制があるため一切の妥協は許されず、合格ラインを満たさない施工の場合、何度も再施工をします。
これがザラップのスタンダードです。
ここまで、プロテクションフィルム(PPF)施工の良し悪しについて言及しましたが、ご紹介させて頂いた以外にもまだまだ知っておくべき基準はあります(笑)。
実際にプロテクションフィルム(PPF)を依頼したいとお考えの方は、是非こちらのブログもご参考下さい。

【失敗×】プロテクションフィルム施工店を見極めるための基礎知識
自動車ディーラーで依頼する場合とPPF専門店で依頼する時のそれぞれのメリットデメリット

本題に入りましょう!
プロテクションフィルム(PPF)をご検討頂くお客様から「自動車ディーラーでお願いするのと御社でお願いするのとでは、どういう違いがありますか?」というご質問を非常に多く頂きます。
自動車ディーラーにプロテクションフィルム(PPF)施工を依頼する場合と、我々ザラップのようなPPF専門店に依頼する場合のそれぞれのメリットデメリットを見ていきましょう!
また!
双方に共通する大きなデメリットもあります、、、!
これは後ほど詳しくご紹介させて頂きます。
自動車ディーラーにPPFを依頼する場合の特徴

プロテクションフィルム(PPF)についてあまりご存じない方の中では、整備士さんがプロテクションフィルム(PPF)施工をすると思われている方も時々いらっしゃいます。
元整備士さんがプロテクションフィルム(PPF)のインストーラーに転職する人はいるかも知れませんが、整備士さんとプロテクションフィルム(PPF)のインストーラーは全く別のお仕事です。
整備の延長線にある、というものでもありません。
そこで、車を自動車ディーラーで購入時にプロテクションフィルム(PPF)を依頼する場合は、自動車ディーラーがPPF専門店に業務を外注=我々のようなPPF専門店が施工します。

ちなみにPPF専門店ですが、自動車ディーラーからの業務委託をメインにする業者もあれば、お客様からの直接依頼をメインにする業者もあります。
また、そもそもですが、全ての自動車ディーラーがプロテクションフィルム(PPF)施工のサービスを受け付けているわけではありません。
全国的に見れば、自動車ディーラーでPPF施工を依頼できる方が、圧倒的に少数でしょう。
メリット
では、この形態を前提に、自動車ディーラーにPPF施工を依頼する場合のメリットを見ていきましょう!
①手間が最小限

自動車ディーラーにプロテクションフィルム(PPF)を依頼する場合、最大のメリットと言えるのが「手間が最小限」ということです!
自動車ディーラーでは、プロテクションフィルム(PPF)施工は一種のオプションサービスとして提案されます。
よって、車の契約の際に既に用意されているプロテクションフィルム(PPF)のプランから、お好きなプランをご選択頂くだけで、お打ち合わせが完了です。
何とも手間要らず!!
さらに!
新車の場合でも中古車の場合でも、プロテクションフィルム(PPF)施工がご納車のタイミングで既に完了しています!
対してPPF専門店に依頼する場合ですが、自動車ディーラーでお車をご納車した後にPPF専門店が積載車でお車をお引き取りし、PPF施工完了後にお客様のご自宅までお車を積載車でご納車する流れになります。

いずれの場合も、PPF施工の期間は発生するため、トータルで見た期間がどちらが早いかは何とも比較ができません。
が!
自動車ディーラーにPPF施工を依頼すると、少なくともPPF施工に際するスケジュール調整は一切お客様は関与する必要がないため、最小限の手間で済みます!
そもそもですが、PPF専門店にお願いする最初の障壁は、信頼できる業者を見つけることです。

プロテクションフィルム(PPF)を施工する立場だからこそお伝えできますが、プロテクションフィルム(PPF)業者の良し悪しは雲泥の差であり、かつ価格に関しても大きな開きがある現状があります。
ということで、PPF専門店を目利きするための情報集め、、、
つまり、PPF専門店の評価を調べたり、あいみつを取ったり、来店したり、、、
と、信頼できるプロテクションフィルム(PPF)業者を決めるまでが恐らく一番大変です。。。
その点、自動車ディーラーにお願いすれば、こういった気疲れもなく、手間が最小限になるといえます。
②自動車ディーラーという信頼

先述した通り、プロテクションフィルム(PPF)施工の良し悪しは雲泥の差です。
また、万が一何かしらのSOSが発生した場合でも、自動車ディーラーであれば、まずレスポンスは必ず返ってくるでしょう。
PPF業者によってはレスが非常に遅かったり、最悪レスがなかったり、、、
と、必ずしも責任ある行動を取る業者ばかりではありません。。。
そういう意味で、自動車ディーラーにプロテクションフィルム(PPF)施工をお願いしていれば、相手にされない/無視されるといった最悪の対応はありません。
デメリット
では次に、自動車ディーラーにプロテクションフィルム(PPF)施工をお願いするデメリットをみていきましょう!
①価格が割高
自動車ディーラーにプロテクションフィルム(PPF)施工を依頼する場合、自動車ディーラーはあくまで仲介者として第三者のPPF業者に施工を外注するため、当然のことながら価格は割高になる傾向があります。
価格は割高ですが、これは信頼の保証分と捉えることができるでしょう。
②プロテクションフィルム(PPF)に精通した人が対応するわけではない
これも仕方がないことではありますが、、、
自動車ディーラーでプロテクションフィルム(PPF)施工を依頼する場合、その担当者はプロテクションフィルム(PPF)施工をする方ではないため、PPFに関する詳しい相談は難しいといえるでしょう。
例えば、先述したカットデータですが、依頼の際にカットデータをまとめた資料を見て「ここはどこまで保護してもらえますか?」といった詳細な質問をしても、恐らく答えることは困難でしょう。
とはいえ、分からない場合は提携しているPPF専門店に確認してもらえるかと思うため、不明点は積極的に質問しましょう!
これがもしプロテクションフィルム(PPF)業者であれば、お客様からの質問にもすぐに返答が可能かと思います。
が!
ここでの重要なポイントは「プロテクションフィルム(PPF)に精通している人が担当者であれば、プラスアルファーの提案をオファーできる」という点です。
当社ザラップの場合ですが、お打ち合わせの際にお客様に担当者が付きますが、この担当者はプロテクションフィルム(PPF)の施工員でもあります。
つまり、プロテクションフィルム(PPF)施工によくよく熟知した人物であるわけです。

よって、お打ち合わせでは↓
「このモデルの場合、通常ここのカットデータはありませんが、当店では必ず施工させて頂きます!」
「こちらのフィルムの方がこのモデルの場合はおすすめですが、いかがでしょうか?」
「この部分は飛び石傷が顕著なため、プラスでここに施工するのがおすすめです!」
といったように、プロだからお伝えできるアドバイスがあります。
餅屋は餅屋というわけです。
③納車後のメンテナンスサービスがないことがほとんど
プロテクションフィルム(PPF)においても、カーラッピングにおいても、非常に重要なことは「納車後のフィルムのメンテナンス」です。

フィルムは糊物なので、凹凸が激しくフィルムに過度なストレスがかかってしまう箇所は、車体全体に熱がかかる運転時に、浮きや剥がれとなって症状が出ます。
いくら万全の体制で納車前チェックを行ったとしても、施工環境下ではピンポイントでしかフィルムに熱を与えられないため、こういったフィルムの浮きや剥がれは納車後にしか分からないという厄介者です。。。


これも後ほど触れますが、こういったお客様に何ら過失のないフィルムの浮きや剥がれに対して、納車後1年間無償でメンテナンスさせて頂く「アフター保証」を当店ザラップではお付けしています。
一点大事な注釈ですが、これはPPF施工業者が自らの施工業務に対する保証を指します。
昨年(2024年)XPEL社より製品保証が業界最長の10年と発表されましたが、これは施工業務に対してではなく、フィルムの製品自体に何かしら欠陥があった場合に返品・交換をする保証内容です。

XPELフィルムは当店でも取り扱いがあり、こちらのフィルムを選択されるお客様には、無論この「10年保証」が対象となります。
しかし、施工後にフィルムが浮いてきたり剥がれたりする現象のほぼほぼはフィルムの欠陥ではないため、こういった時に必要となるのは当店ザラップでいう「アフター保証」です。
「XPELなので10年保証してもらえるそうです!」というお客様が以前にいらっしゃいましたが、「フィルムの製品に対する保証」と「施工業務に対する保証」の双方が付帯されているものだと勘違いされていらっしゃいました。
話を戻します!
これまで自動車ディーラーでPPF施工を依頼されたお客様、また自動車ディーラーで依頼を検討されていらっしゃる方のお話を聞く限り、こういった納車後のフィルムのメンテナンス保証が明確化された自動車ディーラーは今のところ聞いたことがありません。
自動車ディーラーにとっては「プロテクションフィルム(PPF)施工はオプションの一つ」に過ぎないため、納車後までは追えないというのも頷けるといえば頷けますね。
しかし、PPFを施工させて頂くわたくしの立場からお伝えすると、長期的にフィルムを綺麗な状態で、かつフィルム本来の性能を発揮させるためには、やはり納車後のフィルムのメンテナンスは不可欠かと思います。
先程ご説明させて頂きました通り、フィルムのメンテナンスが必要になった時、「何かしらのレスポンス」は自動車ディーラーからもらえます。
ただ、明らかにPPF施工店の過失であれば話は別ですが、以前自動車ディーラーにお願いしたという方のお話では↓
「フィルムの隙間が気になってしまったため、再施工を自動車ディーラーにお願いしたところ、それは対象外と言われました。」
という事例がありました。
全ては自動車ディーラー次第なため、保証に関する契約書を締結していない場合でも、中には手厚く納車後のメンテナンスを保証してくれる業者もあるでしょう。
そのため一概に自動車ディーラーでは納車後のメンテナンスサービスがないともいえませんが、契約書によって明文化されるケースが現状ほぼない点を考慮すると、心許ない気は致します。。。
PPF専門店にPPFを依頼する場合の特徴

お次は、PPF専門店にプロテクションフィルム(PPF)施工を依頼する場合を見ていきたいと思います!
とその前に一点注釈をお話しておきたいと思いますが、、、
文頭でも少し触れた通り、「PPF専門店」には当店ザラップのようにPPF業務をメインとする業者もあれば、メインではなくサブとして業務する業者もあります。
さらにその中でも、経験値やノウハウは開きがあるため、全ての内容が全てのPPF業者に当てはまるわけではありません。
その点を予めご理解頂きました上で読み進めて頂けますと幸いです。
さて!
近年プロテクションフィルム(PPF)施工へ新規参入する業者が非常に増えてきました。
これは、日本市場においてプロテクションフィルム(PPF)の認知が上がっていることもありますが、もう一つ大きな理由が挙げられます。
それは、プロテクションフィルム(PPF)施工の単価が高いため、「少しでも収益アップを目指してPPF施工を始めたい!」という背景です。
近くの車屋さんが「ヘッドライトのプロテクションフィルム(PPF)を始めました!」といったようにです。
まず前提に、プロテクションフィルム(PPF)施工は、基本的に講習会に参加し、施工方法を取得します。
講習は大体数日程度であり、その講習終了後、認定書を得ることができます。
ここで厳密なテストはありません。
そして、プロテクションフィルム(PPF)施工店としてサービス開始!!
という流れになりますが、ご想像頂ける通り、講習を受けたからといって簡単に施工できるわけでは決してありません。
実際に、完璧な施工を目指す上で施工技術は何年もかけて取得していくものです。

さて、そもそもですが、なぜプロテクションフィルム(PPF)施工の単価が高いかというと、もちろんきちんとした理由があり↓
- フィルム自体が高額であること。
- 施工環境も施工に最適化する必要があり、設備投資も不可欠であること。
が主な理由です。
しかし、実際のところ、「とりあえず施工」もできるのがPPFの恐ろしいところです。
「とりあえず施工」の一例を見てみましょう!
「フィルムのカットは(プロッターが自社にないため)フィルムメーカーにカットをしてもらう」
↓
「施工環境はPPFに最適化されていないためゴミが混入するリスクが高いが、今ある環境でとりあえず施工」
↓
「型があまり合ってなくても無理くり施工」
※再トライをしたいと思うと、「フィルムカットを再度依頼する必要がある=お金がかかる」また「納期的にも厳しくなる」可能性が高いため、ベストではなくても今あるフィルムで何とか施工を完了しようとする。
↓
「ゴミの混入やフィルムの糊ずれが多く発生」
↓
「そのまま納車」
このようにベストな施工とは言い難い場合でも、PPF相場の金額を業者は手に入れることができます。
繰り返し、プロテクションフィルム(PPF)施工のサービス自体は、最低限の講習さえ受ければ、誰でもスタートできます。
よって「副業としてプロテクションフィルム(PPF)をやってみよう!」というPPF専門店が増えているわけです。
しかし、上の一例で分かる通り、スタートしたからといってクオリティーが保証されるわけではない点を理解することが重要です。
前置きが長くなりましたが、こういったPPF業界の背景を知ることは、PPF業者を選定する上で非常に重要な情報といえるでしょう。
メリット
さて、PPF専門店もまずは価格から見ていきましょう!
①価格が安い
自動車ディーラーという仲介業者が入らない分、プロテクションフィルム(PPF)業者に依頼する金額は基本的に安くなります。
※PPF専門店によっては自動車ディーラーよりも高い業者もあるようなので、一概に必ず安いともいえません。
②細かい打ち合わせが可能

当社ザラップの場合ですが、お客様お一人に担当者が付き、お客様のお車(モデル)、お車の保管環境、予定するお車の所有期間などを元に、担当者がお客様に合わせてカスタマイズした施工プランをご提案します。
ここでのポイントですが、、、
この担当者は、プロテクションフィルム(PPF)インストーラーでもあるため、よってただ営業スタッフというわけではなく、施工のプロだからこそお伝えできるポイントを含めて、お客様にアドバイスができます。
自動車ディーラーでは「フロントフルはこういったパーツを施工し、お値段が〜です。」というお話になるかと思いますが、当店ザラップでは↓
「〜という状況を踏まえると、ここには必ずプロテクションフィルムを施工して良いかと思います。逆に〜までは不要かと存じます。」
「このモデルはここのカットデータが抜けていますが、当店ではここもしっかり保護するためご安心下さい。」
といった、より専門的なアドバイスができます。
また、当店ザラップではXPEL以外にも多数フィルムをご用意致しておりますため、例えばマットといっても複数質感の違うマットをご用意致しております↓


実際にフィルムをご確認頂きながらご相談させて頂くため、より広い選択肢の中からフィルムをご選択頂けます。
③カーラッピングも一緒に依頼できる(※当店ザラップの場合)
プロテクションフィルム(PPF)施工をご依頼される方の中で、フロントガラスプロテクションフィルム(PPF)施工や↓

セラミックコーティング施工↓

をご依頼される方も多いです。
こういったPPFに付随したサービスは、PPF専門店だけでなく、自動車ディーラーで依頼することも高確率で可能かと思います。
一方で、当店ザラップのようにカーラッピングを一緒に依頼できるのは、PPF業者に依頼するもう一つのメリットかと思います。
とはいうものの、PPF専門店の中でカーラッピングも依頼できる業者はごく僅かなため、ここでは当社でカーラッピングも一緒にご依頼頂く場合でお話しさせて頂きます。
さて、プロテクションフィルム(PPF)最大の目的は、車体を保護することですね。
よって、(グロスの塗装車にマットのプロテクションフィルムを施工する場合を除き)プロテクションフィルム(PPF)は基本的にはお車をよりカッコよく見せるといったドレスアップの意図はありません。
なぜなら、PPFフィルムは透明であり、施工後に大きく見栄えは変わらないからです。
そこで!
もし「純正オプションのようなラインを入れたい!」「他とはちょっと違ったデザインを入れたい!」とお車をアップグレードされたい方は、カーラッピングの出番です!

プロテクションフィルム(PPF)とカーラッピングを一緒にご依頼頂くと、
- 最適な順(PPFの上にカーラッピング/カーラッピングの上にPPF)で施工ができる
- カーラッピングを別途依頼する時に比べて手間が最小限になる
という大きなメリットがあります。
カーラッピングと聞くと、車体の塗装を全て覆うフルラッピング↓


を思い描く方が多いかも知れませんが、スーパーカーを所有されるお客様のほとんどはラインラッピングといった一部分の施工だけご依頼頂きます↓


当店ザラップでは、カーラッピングコンフィギュレーターがあるため、3Dで実際にカーラッピングした様子を確認し、お客様だけのカスタムを見つけることができます↓
繰り返し、カーラッピングも専門にするPPF専門店は僅かですが、カーラッピングも一緒に依頼できるというのは、カーライフの楽しさをより一層広げることができます!
④納車後のメンテナンスサービスがある

プロテクションフィルム(PPF)施工員であるからこそ、この重要性をお伝えしたいと思いますが、、、
納車後にフィルムのメンテナンスサービスがあるか否かは非常に重要です。
先程、XPELのフィルムは製品保証として10年の保証がある旨をお伝えしましたが、繰り返しの通りこの保証はフィルムの製品自体に付いた保証であり、ここでいうフィルムのメンテナンスを保証したものではありません。
納車後にフィルムのメンテナンスが必要となる場合とはどんな時か?
よく見られる事例は、フィルムの先や巻き込みが浮いてくる現象です。
その要因は様々ですが、例えば高熱を浴びやすい箇所でストレスが過度にかかり浮いてきてしまう場合や、塗装が弱くそもそもフィルムの定着が悪い場合などが一例です。
特に高級車であればあるほど、塗装は手作業の場合が多く、塗装が弱い=フィルムの定着も弱くなる場合が多くあります。
当店ザラップでは、納車後一年間「アフター保証」をお付けし、万が一フィルムにメンテナンスが必要となった場合でも迅速に対応させて頂いております!
「アフター保証」の内訳は以下の通りです。
期間 | 内容 | |
---|---|---|
初期点検 | 納車後の1〜2ヶ月の間 | フィルムの浮きや剥がれなどの有無に関わらず、お車全体をチェックさせて頂きます。 フィルムのメンテナンスは初期対応が非常に重要となるため、初期点検を設けさせて頂いております。 |
アフターケア | 納車後1年間 | フィルムの浮きや剥がれといったフィルムのメンテナンスが必要となった際、無傷でメンテナンス対応させて頂きます。 |
当店ザラップですが、2024年冬にサービスセンターも増設され、最大保管台数も増えたことにより、さらにアフターケアも迅速に対応できるようになりました↓

フィルムのメンテナンスが必要な場合、一番大事なことは迅速な対応です。
先述した通り、自動車ディーラーによってはこういったメンテナンスをしてくれる場合もあるかと思いますが、仲介を挟まない分、ザラップではより迅速な対応を可能にします。
⑤複数台お車を所有する方にとってはPPF専門店の一本化は何かと楽

これはお客様に教えて頂いたことですが、、、
お車を複数台所有される方にとっては、プロテクションフィルム(PPF)施工の依頼先を固定することは楽というメリットがあるようです。
というのも、全ての自動車ディーラーがプロテクションフィルム(PPF)施工をオプションとして用意しているわけではないため、よって同じメーカーでも行く自動車ディーラーによってプロテクションフィルム(PPF)が依頼できない場合も往々にしてあります。
そういった時、自身でお願いできるPPF業者を探すことになるわけですが、もし信頼のおけるPPF業者に出会えたならば、その後一括して複数台をお任せできます。
イメージとしては、たくさん保険に入っていたのを、一つの保険に一本化する感じです(笑)。
また、例えそれぞれの自動車ディーラーでプロテクションフィルム(PPF)を依頼できたとしても、それぞれで保証内容が異なるため、万が一の時に手続きが面倒になったりするようです。。。
まず信頼できるPPF専門店を探すところから始まりますが、ご縁があり信頼のおける業者に出会えたのであれば、複数台オーナーにとってはメリットが大きいといえます。
デメリット
PPFの専門店といえども、、、もしくは、専門店だからこそのデメリットもあります。
①手間が多い
間違いなく、PPF専門店に依頼する際の最大のデメリットは「依頼するまでに手間が多い」ことです。
特に!
口が酸っぱくなるほどお伝えしてきましたが、信頼できるPPF専門店を選ぶことは非常に難しいため、この選定だけに相当の手間が発生します。
「『プロテクションフィルムの情報を全て鵜呑みにすべきでない』理由」のブログにもありましたが、残念ながらPPF業者の中では誇張さえた情報や、誤解を招くような情報を発信し、色々な情報が錯綜しています。

「プロテクションフィルムの情報を全て鵜呑みにすべきでない」理由
PPFを施工する立場だからこそ、これらのおかしな情報を見抜くことができますが、これから初めてプロテクションフィルム(PPF)を依頼したいと思う人にとっては、それらの情報を読み解くことは厳しいのが現状です。。。
ということで、当店ザラップでは、プロテクションフィルム(PPF)依頼を検討している方に向けて、どういった基準でどういった情報を読み解くべきか、Youtube動画やブログを通して、積極的にご紹介してきました。
また、当店ザラップでは施工車両の見学も対応致しているため、実際に車両を見ることで、施工レベルをご確認頂いております。

しかし!
いずれの場合にせよ、そういったブログを読む学習時間だったり、見学する時間だったり、あいみつを依頼する手間だったり、、、
そしてそれを複数社して比較するというのは、非常に大変です。。。
さらに!
自動車ディーラーの場合は、車が納車される段階で既にプロテクションフィルム(PPF)施工が完了していることをお伝えしましたが、PPF専門店に依頼する場合は、事前に「納車のタイミング」をご連絡頂き、別途プロテクションフィルム(PPF)施工のスケジュール調整が必要になります。
当店ザラップでは、担当者が納車のタイミングに合わせ、積載車の手配、施工スケジュールの調整など、よりスムーズにご納車できるよう全て手配させて頂いております。

【入門編】プロテクションフィルム(PPF)を賢く依頼する方法★
しかし、例えば納車が迫った中でのご依頼は、(納車後サービスセンターに保管させて頂くことは可能ですが)施工開始までに少々お時間を頂く場合もあります。
※ただし、自動車ディーラーの場合でも、納車が迫った段階でPPFを依頼する場合は、納車までに時間が発生するため、納車までの期間は両者で大きな相違はないでしょう。
そういった、調整云々は全て担当者が担いますが、やはり自動車ディーラーに依頼する場合と比較すると、ワンクッション手間が多いのがPPF専門店に依頼する場合です。
②信頼できない業者も多い
PPF専門店は有象無象している点はお伝えした通りです。
表面では立派なPPF専門店に見えても、蓋を開けてみれば仕上がりが雑×、、、
といった業者も残念ながら多いです。
これは、自身がPPF施工をする一員であり、かつこれまでに様々な施工車両を見てきた経験からいえることです。
特に、PPF初心者の方は、クオリティーを判断する知見が乏しいため、納車時点ではハッピーでも、納車後しばらくして「フィルムが浮いてきたけど有料対応といわれた。。。」といった悲しい現実を前に、ようやくPPF専門店が信頼できる業者ではなかったと気が付きます。
PPFは良くも悪くも透明なため、ちょっと雑な施工でも、納車時には大して問題に見えない特徴があります。
ただし、納車時にそこまで問題でないなら納車後も問題にならないかといえばそういうわけではなく、実際はむしろその逆で納車後にクオリティーの違いが歴然となります。
施工車両を実際に見てクオリティーを確認するのではなく、「実績が多いから大丈夫!」「大きそうな業者だから大丈夫!」といったように表面の情報だけでPPF業者を選定するのは危険といえます。
自動車ディーラーとPPF専門店、双方に共通するPPF依頼の大きなデメリット

自動車ディーラーに依頼する場合でもPPF専門店に依頼する場合でも、共通の大きなデメリットがあります。
それは、、、
仕上がる施工クオリティーは必ずしも保証されているというわけではないということです。
おみくじの「大吉」「吉」「小吉」「末吉」「凶」「大凶」で例えてみましょう!
まず、自動車ディーラーですが、自動車ディーラーにプロテクションフィルム(PPF)施工を依頼するメリットの一つに「自動車ディーラーという信頼」がありましたね。
これは業務提携をしているPPF専門店が自動車ディーラーと良好な関係を続けるために、ある程度の施工クオリティーをPPF専門店が保証しているからこそ成り立つものです。
よって、自動車ディーラーにプロテクションフィルム(PPF)施工をお願いする場合、「凶」「大凶」を引く可能性は非常に低いといえます。
最悪は回避できるということです。
しかし、残念ながら「自動車ディーラーという信頼」=「最高の施工クオリティーを保証」といった単純な話でもありません。
というのも、自動車ディーラーはプロテクションフィルム(PPF)の外注先をいくつか抱えています。
1つの外注先というのも稀にあるかも知れませんが、基本は納期勝負なところがあるので、複数のPPF専門店と業務提携をし、臨機応変に外注先を選びます。
ということは、同じディーラーにプロテクションフィルム(PPF)施工を依頼したとしても、一度目は「大吉」でも、二度目は「末吉」」になる可能性もあるというわけです。
つまり、自動車ディーラーの場合、その仕上がりクオリティーは「大吉」〜「末吉」間で変動するといえるでしょう。
対して、PPF専門店にプロテクション(PPF)施工をお願いする場合はというと、「凶」「大凶」を引く可能性は十分にあるといえます。
最悪もあり得るということですね(苦笑)。
これは、先程見た通り、PPFを副業とし経験値が浅い業者も多いのが理由です。
一方で、「大吉」のPPF専門店を見つけられたなら、今後も「大吉」を引き続けられる大きなメリットがあります。
当店ザラップでは、「また是非ここでお願いしたい!」とお客様に思って頂けるよう、一回一回の施工を大切にし、最高の施工クオリティーをご提供できるよう、スタッフ一同が高い意識の元施工に励んでいます。
大変有難いことに、ザラップではリピーター様やご紹介頂いてのお客様が非常に多いわけですが、このようにPPF専門店は直接お客様と繋がれるからこそ、信頼のおけるPPF専門店は信頼を形で返す努力を惜しみません。
施工クオリティに妥協したくないあなたへプロからアドバイス!

さて、ここまでくると「どちらに依頼しても必ず『大吉』を引けるわけではないんですね!」という声が聞こえてきそうです。
繰り返し、自動車ディーラーに依頼しても自動車ディーラーは仲介者であって、プロテクションフィルム(PPF)施工の業務自体は第三者に委託するため、結局は施工を担うPPF専門店次第で仕上がりクオリティーが決まります。
ということで、もし妥協せず「最高の一台を仕上げてくれる自動車ディーラー/PPF専門店を選定したい!」と思われるのであれば、手間はかかりますが、ある意味確実な選定方法をお伝えしたいと思います!!
①施工した車両を実際に見学させてもらう

プロテクションフィルム(PPF)施工では、ゴミの混入が大敵なため、施工中の見学は厳しい場合もあります。
しかし、一番確実なのは、やはり施工車両を実際に見せてもらうことです。
よく車体全体が映った遠目からの施工実績写真があるかと思いますが、それだけではクオリティーを判断することはできません。
なぜなら、通常プロテクションフィルム(PPF)は透明であり、ドアップの近距離でないと、どこまで綺麗に施工をしているか、またそもそもどこまで施工されているか確認することはできないからです。
だからこそ、当店ザラップでは、ドアップ写真も積極的に掲載させて頂き、自信を持って施工のクオリティをご確認頂いております。

これこそが、同業者様から「ザラップさんはすごいですね!!ここはどうやって施工しているんですか?」と嬉しいお言葉を頂ける所以です。
PPF専門店よりかは困難かも知れませんが、自動車ディーラーの場合であっても、施工車両を見せてもらうことは、お願いしてみましょう。
プロテクションフィルム(PPF)施工を完了し、納車を控えたお車であれば、(日取りは調整必須だと思いますが)決して確認できないというわけではないと思います。
(ただし、自動車ディーラーは通常複数のPPF専門店と提携しているため、確認する施工車両と自身が依頼する場合のPPF専門店が同じになるかは、確認が必要となるでしょう。)
ここで復習ですが、、、
施工実績を確認することは非常に重要ですが、必ずしも「台数が多い」=「クオリティーが高い」というわけではないことは忘れてはいけません。
これは、これまで他社で施工された車両を数多く見てきた経験からお伝えできることです。
だからこそ!
当店では施工実績台数があるとはいえ「是非施工車両をお客様ご自身でご覧になってお確かめ下さい!」とお伝えしております。
当店ザラップでは、大切なお車に施工をさせて頂くという大義の元、お客様により信頼と安心を持ってご依頼頂けるよう、Youtube動画やブログ、そして施工見学を推奨しています。
実車をご覧になったお客様からは「非常に綺麗な施工で安心しました!!!」というお言葉を頂いております。
プロテクションフィルム(PPF)業者は有象無象していますが、実は答えはとてもシンプルです。
より美しく、より塗装をしっかり保護した施工クオリティかどうか。
これが全てではありませんが、これが依頼する上での真髄であることに違いありません。
施工クオリティをご自身の目でご確認頂きそのクオリティーを比較頂くのが、何より信頼できる基準となるでしょう。
②契約書の締結ならびメンテナンス保証の確認

大事なプロテクションフィルム(PPF)施工を依頼する上で、自動車ディーラーであろうが、PPF専門店であろうが、契約書をきちんと結ぶことは大事です。
万が一何か起こってしまった時でも、契約書がなければ守れるものも守れません。
また、形ばかりの契約書であってもいけません。
盗難に遭った際、パーツが破損した際など、想定外の事態に誰がどう対処するかがきちんとまとめられているか、契約内容をしっかり熟読する必要があります。
次に重要なことは、納車後の保証に関してです。
口を酸っぱくするほどお伝えしましたが、XPEL社の「プロテクションフィルム最初の施工日から10年間保証」ですが、これは期間中フィルムが本来発揮されるべき性能を発揮できなかった場合、XPEL社が同等品の交換を保証するものです。
例えば、フィルムが黄ばんでしまった、、、フィルムが割れてしまった、、、といったフィルムに過失があった場合の保証です。

実際のところ、XPELを含め、当社で使用しているプロテクションフィルム(PPF)において、こういったフィルムの過失事例はこれまでにありませんが、確かにXPELのこの「プロテクションフィルム最初の施工日から10年間保証」はとても頼もしい保証とはいえます。
一方で、フィルムの保証とは別に、フィルム施工に纏わるメンテナンス保証が一番重要であることは、既にお話ししてきた通りです。
これは「あったらいいな」ではなく、なくてはならない保証と我々は考えます。
繰り返しとなりますが、当店では「アフター保証」として、このメンテナンスを保証しています。

なぜ当店では1年間という業界最長の保証期間としているかというと、寒暖差が非常に激しい日本という環境下で、フィルムが受ける影響も温度によって大きく変わるからです。
以前にあった事例をお話します。
冬にお車をご納車させて頂き、納車後1ヶ月後に「初期点検」を受けて頂いたお客様がいらっしゃいました。
フィルムにメンテナンスが必要な箇所も特になく、その後カーライフを楽しんで頂いておりましたが、数ヶ月後の夏になって、一部フィルムが浮いてきたのでメンテナンスをして欲しいとご連絡頂きました。
点検の際、詳しくお話を聞くと、冬の寒い間はほとんどお車を動かしていなかったそうで、夏になって友人とツーリングに出かけた後、このようなフィルムの浮きが見られたということでした。
夏の炎天下でかつ車体がエンジンで一気に熱せられた状態になったことで、フィルムへのストレスがマックスになり、塗装が弱い箇所に施工したフィルムが一部浮いてきてしまったという結果でした。
PPF専門店によっては、「納車後3ヶ月以内であればフィルムのメンテナンスをします」というところもありますが、このように寒い時期に納車されたお車では、数ヶ月という保証は心許ないと我々は考えます。
また、他のお客様で聞いたお話では↓
「業者に連絡を取ったところ、最低でも1ヶ月は待たなくてはならないと言われ、挙句の果てには『一度ご自身でフィルムの浮いた箇所を押さえて様子を見てもらえますか?』とまで言われました。」
という事例もありました。
納車後になって、このような悲しい経験をしないためにも、、、!
施工に準ずるフィルムのメンテナンス保証が正式な書面で書かれているかどうか、またその保証内容をしっかり確認することが大事です。
③メリットとデメリット双方に対してきちんと説明があるか

「ザラップさんではデメリットもきちんと説明して頂け、安心できました。」というお言葉をお客様から頂いたことがあります。
我々からするとデメリットをお伝えすることは当然ですが、どうやら自動車ディーラーでもPPF専門店でも「いいことしか言わない」場合があるようです。。。
Youtubeでもブログでも、どんな媒体においてもですが、当店ザラップでは必ずメリットとデメリットをきちんとお伝えします。
プロテクションフィルム(PPF)は確かに車体を保護するという意味では最強なアイテムですが、無敵のスーパーマンでないのも事実です。
これまでお伝えさせて頂いてきましたが、プロテクションフィルム(PPF)にもデメリットは存在します。
「他社では、一度プロテクションフィルム(PPF)を施工をしたら、10年間綺麗な状態を維持できると聞きました!」
「『飛び石傷の上にプロテクションフィルム(PPF)を施工すると、傷が全く気にならなくなりますよ!』と言われました!」
と、100%間違いとまではいえなくても、△の答えをあたかも◯のように誇張している情報を聞くことがあり、自身「え、ええー!!!(驚)」と思うことがよくあります(苦笑)。
そういった誇張された情報があることを理解し、Youtubeやブログを一社だけではなく、様々な媒体から確認し、その中で情報を全て鵜呑みにするのではなく、情報をご自身で噛み砕いて理解することが大事ではないでしょうか。
「メリットばかり言っているけど、本当にデメリットはないのだろうか?」とお客様ご自身が疑問を持つことも大事です。
④友人でプロテクションフィルム(PPF)をした人がいれば聞いてみる
いつでも持つべきものは友(笑)。
ということで、もしご自身の周りでプロテクションフィルム(PPF)を施工した方がいれば、アドバイスをもらうのも良いでしょう!
当店ザラップですが、大変有り難いことに、ご依頼の約半数(もしかすると以上?)がお客様のご紹介です。
我々にとってご紹介を頂けるということは、非常に有難いことであり、非常に緊張感のあるものでもあります。
なぜなら、ここで一番重要なことは信頼関係であるからです。
ドキドキドキ(心臓の音)、、、!←
もしお近くにプロテクションフィルム(PPF)施工の業者を知っている方がいらっしゃれば、「どこの業者に依頼していますか?」と聞いてみましょう!
以上、今回のブログは長くなってしまいましたが、、、
最後まで読んでくださった方、誠にありがとうございました。
当店ザラップは、カーラッピング・プロテクションフィルム(PPF)専門店として、東京に本社とサービスセンターがあります。
プロテクションフィルム(PPF)を依頼することは、安い買い物ではありません。
そこで、少しでも安心して当店にご依頼頂けるよう、日頃Youtubeやブログを通して情報発信に勤めております。
当店ザラップを一つの候補店としてご検討頂けるよう、
日々施工技術向上への努力を惜しまず↓

どこよりも美しい完璧な一台を目指し↓

そして納車後もアフター保証で安心したカーライフをお過ごし頂けるよう↓

全力でお客様をサポートする体制ならび最高のチームがいると自負しています!!
ザラップではご相談や見学はウェルカムです。
いつでもお気軽にお問い合わせ下さい。
ご存じですか?
PPFはメンテナンスが重要です!

プロテクションフィルム(PPF)初心者の方に多いのは、プロテクションフィルム(PPF)はメンテナンスが重要であることをご存じないことです。
車はどうしても熱を持ちやすいため、納車後にフィルムが浮いてきてしまう可能性があります。
「納車したばかりなのに別途料金を請求されました」
「保証は1ヶ月だったため、保証対象外と言われました」
ザラップなら業界最長の1年間無償で保証致します!
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