車好きなあなたは、
「新車が納車されたしカーラッピングでもしてみるか!」
「カーラッピングで他の車と差別化したい!」
と一度は考えたことがあるかも知れません。
世界を見ても、カーラッピングは非常にメジャーなカスタムの一つになっています。
しかし!
皆さんは「カーラッピング被害」というものをご存知でしょうか?
カーラッピング自体は本来何も危険といったわけではないのに、「被害」に遭う可能性があるわけです。
実際に、当店ザラップでは他社からの乗り換えが非常に多いわけですが、乗り換えられる大半のお客様は過去にカーラッピング被害に遭われています。
今回はカーラッピングが後悔に終わらないために、実話を元にカーラッピング被害についてお話しさせて頂きたいと思います。
本ブログは、お客様からのお聞きした体験談と当店での実体験を元に執筆致します。
全てのカーラッピング業者に必ず通ずるというわけではないため、一経験談として参考程度に読んで頂けますと幸いです。
また、お客様の個人情報を守るため、写真は全てお客様の車体とは一切関係のない画像を挿入しています。
そもそもカーラッピングの注意すべき点って何?
以前に「【本音を教えて!】カーラッピングのデメリットって?」のブログにて、カーラッピングのデメリットについてご紹介させて頂きました↓
【本音を教えて!】カーラッピングのデメリットって?
今回は「カーラッピング被害」を語る上で知って頂きたいカーラッピングの注意点をピックアップしてご紹介します!
①車体パーツが壊れる/車両トラブルが起きるリスク
例えばカーラッピングのフルラッピングでは、フィルムを施工するために車両パーツの一部を脱着する必要がある場合が往々にしてあります。
その理由は「脱着しないと施工ができない」という場合に限らず、「仕上がりのクオリティが高くなる」「ボディ色が見えてしまわないよう奥までフィルムを施工する」ためでもあります。
さて当店ザラップですが、カーラッピングをする際は「脱着しないと求めるクオリティまで施工ができない」という場合に限り、車体の一部を脱着しています。
もし車両パーツの脱着をしなくても施工ができる場合は、基本的に脱着を避けます。
それはなぜかというと、車体パーツの脱着にはそれなりのリスクが伴うからです。
例えば、フロントバンパーを外したいとします。
簡単に脱着できる車種もありますが、中にはセンサーなどがあり簡単には脱着できず、無理に何かしようとすると、再エーミングやパーツの一部が破損してしまう危険性や、消耗パーツの交換が必要となる場合もあります。
また、旧式のお車であれば、パーツが脆くなってしまっている場合もあります。
そのため当店では専門性を要する脱着作業の際には、業務提携をしている整備士の方に作業を依頼させて頂いており、交換が必要な消耗品などは正規ルートで注文を行い交換をさせて頂いております。
②納車後にカーラッピングが剥がれてくる
確かに、長年の経験に基づく施工技術でカーラッピングが剥がれてくるリスクを下げることができるのも事実です。
例えば、フィルムを無理に伸ばし施工したとすると、熱を帯びた際にフィルムが浮いてきてしまうことは、想像しやすいですよね。
が!
どんなに高い施工技術を持ってカーラッピングしたとしても、納車後しばらくしてフィルムが浮いてきてしまう可能性が少なからずあるのも事実です。
当店ザラップでは、カーラッピングのご納車前には、可能な限りフィルムの浮き剥がれを細かくチェックし、万全の状態でご納車させて頂きます。
それでは、なぜそれでも納車後にフィルムの一部が浮いたり剥がれたりしてしまうのでしょうか?
それは、納車後は(ピンポイントではなく)車体全体が一気に温められ、よってフィルムに加わる熱の加減が変わってくるからです。
ご想像頂ける通り、真夏の炎天下であれば、車の車体は約70度の高熱にさらされます。
その上エンジンをかけるとなると、フィルムにさらなる熱がかかるわけです。
だからこそ、フィルムの状態は、納車後ある程度通常運転や高速運転をしてみないと分からない部分でもあります。
ここで厄介なのは、後日フィルムが剥がれてくる箇所は、基本的に何かしらの負荷がフィルムにかかっており、その力に接着力が耐えられなくなり剥がれてきているため、お客様ご自身でその箇所を貼り直すことは厳しいという点です。
こういった箇所は、フィルムがベロベロと波打っている場合が多く、「浮いた箇所を指で押して、はい元通り!」といった簡単な補修では対応できません。
そのため、当店では1ヶ月初期点検を設けさせて頂いており、フィルムをきちんとメンテナンスさせて頂いております。
③塗装が剥がれるリスク
恐らく、皆様はカーラッピングのデメリットを考える上で、「塗装が剥がれるリスク」を一番最初に思い浮かべるのではないでしょうか。
事実、稀にではありますが、カーラッピングフィルムを剥離した際に、フィルムと一緒に塗装も剥がれてしまうケースがあります。
しかし、「カーラッピングが塗装にダメージを与えて塗装が剥がれてしまった」というのは大きな勘違いです。
では、そもそもどうして塗装が剥がれてしまうのでしょうか。
それは、塗装が甘かったり、塗料の質に問題があったりと、つまり「塗装の問題」です。
車の塗装を検討したことがある方ならよくご存知かと思いますが、塗装を依頼する際の値段はピンキリです。
業者によって、何十万円も値段に開きがあります。
これは、「塗料」「工程」などが値段に比例してピンキリだからです。
そして、この差はつまり、塗装の仕上がりに影響します。
話は戻しますが、このように塗装が剥がれる要因は、塗装が弱いことが主な原因です。
これは何も再塗装した車に限りません。
例えば、旧車は塗装が劣化しているため、塗装が弱くなっています。
また、大変稀ではありますが、新車であっても塗装が非常に弱い場合もあります。
よって、そういった塗装が弱い車にカーラッピングすると、ステッカーを剥離する際に塗装を持ってきてしまうというわけです。
塗装が剥がれてしまうことは残念なことのため、「カーラッピングのデメリット」としてカウントしていますが、繰り返しの通り「カーラッピングが塗装にダメージを与えているわけではない」ことをご理解頂ければと思います。
カーラッピング被害の実例
繰り返しとなりますが、当店ザラップにカーラッピングをご依頼頂くお客様の中には、既にカーラッピング被害に遭った経験のある方がいらっしゃいます。
そこで、そんなお客様から聞いた体験談や、我々が車両を見て気がついた実体験をお話しさせて頂きます。
①施工が雑…
残念ながら、施工が雑と言わざる負えないカーラッピング車両を数多く見てきました。
フィルムのカットが真っ直ぐでなかったり、車体の一部が見えてしまっていたり、、、
フィルムの浮きや剥がれも多く見受けられます…。
カーラッピングは、パーツに沿ってカットをしたり、フィルムを重ね貼りしたりと、、、プロの様々な高い技術が求められます。
また、フィルムもメーカーによって特徴が異なるため、そのフィルムの扱い方も理解している必要があります。
そういった経験値の差が、「見栄えの美しさ」という見た目の違いだけでなく、「耐久性」にも影響を与えます。
以前、当店にカーラッピングフィルムの剥離を依頼したお客様がいらっしゃいました。
話を聞くと新車を納車後すぐにフルラッピングを他社に依頼したそうですが、あまりにも仕上がりが雑で、乗っていて恥ずかしいため、今すぐにでも剥離したいとのことでした。
当店にご相談に来て頂いた際は、カーラッピングをしてまだ数ヶ月、、、
このように本来3年以上(屋内保管)は乗り続けることができるカーラッピングでも、施工が雑であると、数ヶ月の寿命となり得ます。
(ちなみにこちらのお客様はフィルムの補修依頼を業者に連絡したそうですが、電話もメールも全て無視されたそうです。)
②車体に無数のカッター傷
カーラッピング施工ですが、必ずフィルムをカットしながら施工をします。
しかし、車体面に直接カッターを当てることはせず、ナイフレステープというテープを使ってカットします。
ナイフレステープは、テープの間にワイヤーが入ったテープで、よってこのワイヤーを引くことで車体に傷を付けずにフィルムを切ることができるという優れものです。
基本的にカーラッピング業者は、車体をカッターで傷付けるリスクを下げるために、車体面ではナイフレステープを使うのが基本です。
しかし、他社でカーラッピングをした車のフィルムを剥離してみると、車体に無数のカッター傷がある場合が往々にしてあります。
ナイフレステープを使用せずカッターでカットする理由としては、
- カッターでカットするよりナイフレステープを使う方が手間が断然多いため
- ナイフレステープは高価であるため
- ナイフレステープの使用が困難な条件のため
ではないかと思いますが、やはりカッターを車体面で使用するということは、ボディーを傷付けるリスクが高いです!
(「ハーフカット」といって、カッターでフィルムに軽くラインを入れ、フィルムを割くようにしてフィルムをカットする手法もありますが、こちらの手法は熟練した経験とトレーニングが必要となります)
③車体のパーツが一部破損&紛失
「カーラッピングをしてもらって、車体のパーツの一部が無くなってるなんて、そんな馬鹿な話はないでしょ!」
と思われる方が多いかと思いますが、悲しいことに車体のパーツの一部が破損もしくは紛失しているケースはあります、、、!
これまで見てきた例では、ネジや留め具が紛失している、ライトのカバーが紛失している、カバーが紛失しているなどなど、、、
様々な事例があります。
こういったパーツの破損や紛失ですが、このことに日常使いで気付くことはほぼほぼありません。
当店ザラップでは、施工車両の事前点検をさせて頂いているため、パーツの破損や紛失がある場合はお伝えしていますが、
「前回は新車ですぐカーラッピングしてもらったので、ライトカバーが紛失したのは、前のカーラッピング業者に預けた時しか考えられません」といったような返答がちょくちょく返ってきます。
さて、ここでお伝えしたいことは、犯人探しではなく、カーラッピング業者によっては専門知識がなくとも車のパーツを分解する場合があるという点です!
きちんと専門知識を持った施工スタッフが車を分解する場合や、専門業者を呼ぶカーラッピング業者ももちろんあります。
が!
素人知識で車のパーツを脱着するような業者があるのも事実です。
当店ザラップでは「安心と保証」を第一に、専門性を有する車体のパーツの脱着に関しては、連携しているプロの板金・整備業者が責任を持って対応致します!
④トラブルが発生しても保証なし
カーラッピング初心者の方は、カーラッピング施工のリスクを理解していない/リスクを軽視しがちです。
何もトラブルがなければ一件落着ですが、トラブルが発生するとお客様側はほぼほぼ泣き寝入りするしかありません。
「カーラッピングを依頼する際のトラブルは、運任せなの?」と思われる方、、、
決してそういうわけではありません!
これらのトラブルへは、ズバリ「契約書」で対処できます!
トラブルは避けられるトラブルと避けられないトラブルがあります。
きちんとした契約書を締結すれば、避けられるトラブルを回避し、避けられないトラブルに遭遇した時は自分の愛車を守ることができます。
実はカーラッピングですが、業者によっては外注する場合も多くあります。
特に、カーラッピングが専門というわけではなく、看板や広告業などの延長としてカーラッピングを受注する業者様や車の販売がメインで抱き合わせでカーラッピングやプロテクションフィルムを受注する業者も少なくありません。
そういった場合、実はカーラッピング施工は内製化されておらず、外注している場合があります。
例えば「施工業者様を募集」といった文言がホームページに記載されているのは、外注をしている可能性が高いといえます。
当店ザラップではカーラッピング施工は自社で作業を行っております。
自社にて施工を行うことで、自信と責任を100%持ってお客様に納車させて頂きたいからです。
しかし、もちろん外注を行うことが悪いというわけではありません。
実際に、レース車両やイベントに向けた大型ラッピングなどは、我々ザラップの施工スタッフも出張し施工します。
しかし、特に外注施工の場合は、万が一カーラッピング施工でトラブルが発生した際の責任の所在をしっかり確認しておく必要があります。
また、万が一フィルムの補修が必要の場合、外注施工では迅速に対応してもらえないリスクが高いことも事前に理解する必要があります。
⑤フィルムの補修は有料対応
口を酸っぱくしてお伝えしている通り、納車後にフィルムが浮いたり剥がれたりするリスクがございますため、施工後のメンテナンスが大変重要となります。
そこで、当店ザラップでは納車後1ヶ月後に「初期点検」を無償対応致しております!
さらに!
初期点検後で納車後1年以内であれば、万が一フィルムのメンテナンスが必要になった際も、アフターケアで無償対応致しております!
アフター保証
納車後、数ヶ月経ってからのフィルムの浮きや剥がれは、ある意味で「避けようのない浮き剥がれ」のため、よって当店ではその補修は我々が責任を持って無償で対処すべきと考えます。
しかし、実際にカーラッピング業者によっては、そういった「避けようのない浮き剥がれ」の補修を有償としています。
「施工費は頂かないのでフィルム代だけ頂きます」
「これはお客様の車体の塗装が劣化しているのが原因のため、補修には別途料金が発生します」
と、お客様に何ら非がない場合でも、別途料金を請求されます。
また「フィルムは補修しますよ!」と言われた場合でも、予約は数ヶ月先になり、ようやく補修してもらえると思ったら「これは経年劣化のため有償になります」と言われた事例も聞きました。
最悪の事例だと、こういったフィルムの補修を依頼する電話やメールは、一切無視されたというお客様もいらっしゃいました。
納車後にフィルムの一部が浮いたり剥がれたりすること自体は、カーラッピング被害ではありません。
繰り返し、この事態を100%回避することはできません。
しかし!
そういった必要不可欠なフィルムの補修に対し、別途料金を取られたり、補修の予約が取れなかったり、電話やメールを無視されたりする行為は、立派なカーラッピング被害と呼べるのではないでしょうか。
⑥塗装が「剥がれやすく」なる液体を塗布する
カーラッピングフィルムを剥離の際、塗装が剥がれてしまう可能性があり、施工前にはそれを100%判断するすべはないことはお伝えした通りです。
しかし!
カーラッピングの際、ある物を使用すると、塗装が剥がれるリスクが高くなるものがあります。
それは、、、
建材用のプライマー(もしくは類似品)です!
プライマーとは、いわゆる「下地処理剤」で、このプライマーを塗布した上にフィルムを貼ると、フィルムが剥がれにくくなります。
が!
言い換えれば、カーラッピングフィルムを剥離する際、塗装にダメージを与えるリスクを高めます。
プライマー自身は、用途によっては非常に便利で効果的なアイテムです。
またプライマーの種類も建材用のものと、車に使うことを想定して製造したものがあるため、一概にプライマーは悪いと言い切れるものでもありません。
実際に、当店でも車用のプライマーを使用し施工することはあります。
しかし、建材用のプライマーを使用する際は、下地がどうなっても良い場合のみしか使用しません。1例えば樹脂パーツなどのカーラッピングの施工に向いていない箇所を、お客様のご要望で貼る場合は、建材用プライマーを使用します。
また、当店では当たり前のことながら、建材用のプライマーを使用する際は事前に必ずお客様にプライマーを使用するリスクをお伝えし、承諾を頂きます。
本題ですが、建材用のプライマーを車体の塗装に使用するのは、基本的にNGです。
繰り返しの通り、建材用プライマーを塗装に使用すると、フィルムを剥離する際に塗装が剥がれやすくなります。
プライマーといえども様々な種類があるわけですが、特にフィルムが浮きやすい箇所に
- タッチペンのような跡がピンポイントに残っている
- その部分だけ塗装が綺麗に剥がれている
のは、極めてプライマーを使用した可能性が高いです。
ではなぜそのようなプライマーをカーラッピングの際に使用する業者があるかですが、恐らく「納車後にカーラッピングが剥がれてくるリスクを下げたい」のが理由ではないでしょうか。
カーラッピング業者は、やはり納車後カーラッピングフィルムの浮きや剥がれを懸念します。
ご想像頂ける通り、剥がれはクレームに繋がる恐れがありますし、カーラッピングフィルムを再施工しなければならなくなるリスクもあります。
なので、カーラッピングフィルムが剥がれてこないように、プライマーを使ってリスクヘッジをするわけです。
しかし、ここで皆さまにご理解頂きたいのは、このリスクヘッジはほぼほぼカーラッピング業者側にあるということです。
カーラッピングフィルムを剥離する際、どれだけ塗装が剥がれようが、カーラッピング業者が直接的被害は被らないという理屈です。
カーラッピング被害の一番恐ろしいところは…
カーラッピング被害の一番恐ろしく厄介な点は、、、
大半のカーラッピング被害は納車段階では気付けないという点です!
車体に入った無数のカッター傷やプライマーのペン跡に気付くのは、フィルムを剥離した際、、、
車体のパーツが一部破損・紛失しているのに気が付くのは、整備士さんなど第三者が車を点検する際、、、
全て後日であり、カーラッピング業者に非がある場合でも、それを立証することはできません、、、!
「カーラッピングって被害もあるし、怖いものなの?」と思われてしまう方もいらっしゃるかも知れませんが、それはまた別の話です。
どの業界でも様々な業者があり、信頼性が低い業者では「被害」というものが起こります。
しかし!
カーラッピングは、やはり「車」という高価なものであるからこそ、被害が大きくなり得るのも事実です。
最後に、以前にカーラッピング被害に遭われたお客様から頂いた声です↓
カーラッピングは本来「ワクワク楽しいものであるべき」です。
それが、カーラッピング被害に遭って後悔するという悲劇の結末に終わらないためにも、今回のブログを通して「カーラッピング業者を選定することがいかに大切か」をお伝えできればと思い、本ブログを執筆させて頂きました。
さて、カーラッピング被害について学んだところで、「信頼できるカーラッピング業者を見極める方法」を次のブログで徹底解説させて頂いております!
【カーラッピングで後悔しない!】信頼できる業者の見極め方とは!?
是非、合わせてチェックして下さい♪
さて、当店ザラップでは、先述させて頂きました通り、納車後1年間無償でアフター保証をご提供させて頂いております!
車の保険を選ぶように、あなたも保証の手厚さでカーラッピングを選びませんか?
「乗ってからも安心♪」をお届けするのがザラップです。
是非一緒に安心&安全なカーラッピングライフを始めましょう!!