ランドローバー(Land Rover)ディフェンダー(Defender)110 OCTAに施工されていたマットPPF(サテンプロテクションフィルム)。
ある日、マットPPFに大きな傷が入ってしまい、「この状態、どうにかならないか…」というSOSとともに、当店ザラップへご入庫頂きました。
今回のディフェンダー110 OCTAは、オーナー様が新車オーダー時にマット仕様をご選択された一台です。

一見すると「マット塗装車」に見えるこちらの車両ですが、実は通常塗装の上にサテンプロテクションフィルムを施工したマットPPF車両となっております。
左フロントバンパー・左フロントフェンダー部分に傷が入ってしまい、今回は傷の入った部分のみフィルムの貼り替えをご依頼頂きました。
使用するのは、元の質感とほぼ同じレベルのサテンプロテクションフィルムです。
そして多くの方が気になるのは、「実際、プロテクションフィルムはどこまで塗装を守ってくれるのか?」という点ではないでしょうか。
今回はその答えを、実際の傷の状態と施工結果を通して、徹底的にご紹介していきます!
傷の深さに衝撃!ご入庫時のディフェンダー110 OCTAの状態

先ほどお伝えした通り、今回のランドローバー(Land Rover)ディフェンダー(Defender)110 OCTAは、左フロントフェンダー部分に大きな傷が入った状態で、当店ザラップへご入庫頂きました。
こちらが、実際の傷の状態です↓


これまで当店ザラップでは、プロテクションフィルムに傷が入ったことによる貼り替え施工を数多く行ってきました。
こちらはドアパンにあったPPFを貼り替えた時の様子です↓


しかし今回のディフェンダー110 OCTAは、その中でも明らかに深く、えぐれるような傷が確認できる状態でした。
ちなみにですが、フロントバンパーやリアバンパーといった部位は、車両の構造上、当て傷が入りやすい箇所です。。。
担当スタッフからも、「どこまで塗装にダメージが及んでいるかは、実際にPPFを剥がしてみないと判断できない状態です。。。」という見解を、事前にオーナー様へお伝えしています。
そうした背景もあり、オーナー様は「この状態でも対応できるのか」という強い不安を抱えながら、SOSのような形で当店ザラップへご相談にいらっしゃいました。
マット車=マット塗装ではない?

今回のランドローバー(Land Rover)ディフェンダー(Defender)110 OCTAは、新車オーダー時にマット仕様のオプションを入れられた一台です。
ここまでお読み頂いた方は、既にお気づきかもしれませんが、こちらのディフェンダーはマット塗装車ではありません。
実際には、通常のグロス塗装の上にサテンプロテクションフィルムを施工することでマット化された車両となっています。
「マット仕様=マット塗装」そう思われる方は非常に多いのですが、実はマット塗装は、
- メンテナンスが難しい
- 汚れを簡単に拭き取れない
- 万が一の傷で再塗装が必要になる
といった、扱いの難しさを抱えていることでも知られています。
そのため近年では、ランドローバーをはじめとするメーカー各社が、マット塗装ではなく、プロテクションフィルムによるマット仕様を純正オプションとして採用するケースが増えてきました。
それでは、マットPPFとマット塗装でどういった違いがあるのでしょうか?
まず「見た目」についてですが、目指すマットの質感に合わせて適切なプロテクションフィルムを選定すれば、質感はマット塗装とほぼ見分けがつかないレベルで再現可能です。
以前ご紹介させて頂きましたYouTube動画では、ランボルギーニ(Lamborghini)ウラカン ステラートのマット塗装車にマットPPFを施工した紹介動画をアップさせて頂いております!
フルプロテクションをご依頼頂いたわけですが、施工前と施工後にマットの質感が目視では分からないレベルで、全く相違がなかったことをご紹介させて頂きました!
マットPPFはどこまでマット塗装と近いのか、是非動画でチェックしてみて下さい!↓
そして、マットPPFとマット塗装の大きな違いが、「メンテナンス性」です。
マット塗装の場合、汚れを強く拭くことで色ムラやテカリが出てしまうリスクがありますが、プロテクションフィルムであれば、通常のグロス塗装車と同じ感覚で洗車・拭き取りが可能です。
さらに、PPFは日常的にも汚れが付着しにくく落としやすいという特性があり、美しいマットの質感をより簡単に長く保てるという点も、サテンプロテクションフィルムの大きなメリットです。
そして今回のディフェンダーのように万が一、傷が入ってしまった場合でも、サテンプロテクションフィルムであれば、傷の入った部分のみを貼り替えることで対応が可能です。
つまり、簡単に「直せる」わけです!
一方、もしこれがマット塗装車だった場合、フロントフェンダーやバンパーの再塗装が必要となり、内容にもよりますが、数十万の費用がかかるケースも珍しくありません。
このように、マットPPFとマット塗装では、精神的負担・費用・時間の面で大きな違いがあるといえるわけです。
こうした違いからも、近年マット車を検討される方の間で、プロテクションフィルムによるマット仕様が選ばれる理由が、はっきりと見えてきます。
マットPPFでお車をマット化してみたい方は、是非こちらのブログも併せてご参考下さい!↓

【PPF効果〜メンテまで】マットプロテクションフィルム完全ガイド
サテンプロテクションフィルムとは?

よくお客様から頂くご質問のひとつが、「サテンプロテクションフィルムとは何ですか?」というものです。
今回ご紹介しているランドローバー(Land Rover)ディフェンダー(Defender)110 OCTAに施工されていたマットPPFも、実はこのサテンプロテクションフィルム(サテンPPF)でした。
「サテンプロテクションフィルム」とは、マットPPFの中でも、「完全に艶を抑えたマットの質感」と「艶ありグロスの質感」の、ちょうど中間に位置する質感のフィルムを指します。
仕上がりの印象としては、ほんのりと艶感がありながらも、グロスほどツヤツヤしない、非常に上品なマット感が特徴です。
今回のディフェンダーに施工されていたマットPPFは、まさにこのサテン寄りの質感でした。
そのため、貼り替え施工においても、同じサテン寄りのサテンプロテクションフィルムを選定し、質感を揃える必要がありました。
グロスPPFの場合、メーカーや製品による仕上がりの差は比較的少ないのですが、マットPPFは実は仕上がりの差が非常に大きいのが特徴です。
例えば、今回ディフェンダーで使用したサテンプロテクションフィルムより、もっともっとザラザラ感が強いマットPPFで仕上げると、マットといえどもこんなに見た目が異なります↓

特に今回のように、既存のマットPPFと違和感なく合わせたい場合には、「どのマットPPFを使うのか」「どの質感に寄せるのか」といった点を、事前にしっかり見極める必要があります。
ここで重要なポイントですが、サテンプロテクションフィルムは分類としてはマットPPFに含まれ、場面によっては単に「マットPPF」と呼ばれることもあります。
よって、いつでも「マットPPF」=「自分の希望する質感」とは限らないわけです。

だからこそ、当店ザラップでは、実車と比べながら、どのマットPPFを使うかを事前にしっかりお客様とご相談します。
余談ですが、サテンという質感はPPFだけでなく、カーラッピングでも非常に人気があります!
例えば、こちらのメルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)Cクラス カブリオレですが、白→黒でお車が引き締まっただけではなく、サテンの質感により非常に洗練された美しさも醸し出しています!↓


YouTubeでもそのサテンの美しさをご覧頂けます!
是非チェックしてみて下さい!↓
生まれ変わったディフェンダー!フィルム剥離から再施工まで
さて、今回ご入庫頂いたランドローバー(Land Rover)ディフェンダー(Defender)110 OCTA。
作業の第一工程として行ったのは、傷が入ってしまったサテンプロテクションフィルムの剥離です。
施工スタッフが慎重にフィルムを剥がしていくと、一部を除き、非常に綺麗な塗装が現れました!↓

サテンプロテクションフィルム剥離後は、糊残りの徹底除去、下地確認を行い、元の質感と統一したサテンプロテクションフィルムの再施工を開始!
施工はいつも通り、細部まで丁寧に仕上げながら進行しました。
再施工後は、貼り替えたことがほとんど分からない自然な仕上がりに!
そして、こちらが再施工後の仕上がりです!↓

傷は「一部を除き綺麗な状態だった」とお伝えした理由ですが、実は今回、元々施工されていたマットPPFは、パーツ表面のみが施工範囲となっており、奥まった部分や、パーツの厚み分のエッジ部分まではフィルムが施工されていない状態でした。
そのため、サテンプロテクションフィルムが施工されていなかった箇所のみ、傷が塗装にまで到達していたことが確認できました。
もう一度、ビフォーの状態をご覧下さい!↓

写真からも分かる通り、傷が入っていた部分は、元々施工されていたサテンプロテクションフィルムの施工範囲外だったことが分かります↓

裏を返せば、フィルムが施工されていた部分の塗装は、ここまでしっかりと守られていたということでもあります。
もちろん、どんな衝撃でもPPFが完全に防げるわけではありません。
しかし、これほど深く、見た目には非常に絶望的に見える傷であっても、フィルムを剥がした結果、ほぼ無傷に近い塗装が現れたという事実は、プロテクションフィルムの保護性能をはっきりと証明していると言えるでしょう!
また、フィルム未施工部分で塗装に達していた傷についても、近くで注意深く見なければ分からないレベルまで改善し、ご返却時にはオーナー様にも非常に喜んで頂くことができました。
ビフォー・アフターを見比べると、ディフェンダーは、まさに生まれ変わったと言えるでしょう!↓


今回の既存サテンPPFの剥離の様子ですが、YouTubeのショートでもご紹介させて頂いております!
動画でみると、PPFの凄さがより分かりやすいです!
是非あわせてご覧下さい!↓
ザラップだからできるマットPPFの質感合わせ

今回生まれ変わったランドローバー(Land Rover)ディフェンダー(Defender)110 OCTA、いかがでしたでしょうか!
自分の愛車だったら、、、と考えると、ここまで傷のない状態に戻ったことは、非常に嬉しいことですよね!
さて、先程マットPPFとひと口に言っても、仕上がりの質感には大きな違いがあるという点をお伝えしてきました。
しかし実際には、プロテクションフィルム施工店の中には、取り扱いメーカーが1社のみというケースも少なくありません。
その場合、フィルム自体の良し悪しではなく、選べるマットの質感にどうしても制限が出てしまうというのが現実です。
例えば今回のように、
「元々貼られているマットPPFと質感を揃えたい!」
「なるべく純正時と同じ仕上がりに戻したい!」
「特定のマット塗装の質感を目指したい!」
といった明確なご希望がある場合には、マットPPFが施工できるかどうかだけでなく、どのような仕上がりのマットPPFを取り扱っているかまで確認することが重要になります。
当店ザラップでは、実はマットプロテクションフィルムの施工が非常に多いのも特徴のひとつです。
「マットプロテクションフィルム専門店?」と思ってしまう程(笑)、マットプロテクションフィルムを施工されたいお客様から選ばれています!
また、ザラップは「カーラッピングとプロテクションフィルムの専門店」なため、PPFにカーラッピングを掛け合わせて、よりかっこいい一台にお車をカスタムすることが得意です!


当店ザラップでは、XPELや3Mをはじめ、信頼性の高いメーカーのPPFのみを厳選して複数取り扱っています。
そのため、どのフィルムを選んで頂いても、耐久性や保護性能、経年変化の少なさといった基本性能に大きな差はありません。
だからこそ、ご自身の理想の質感に一番近いマットPPFを選ぶという選択が可能になります。
様々なマットPPFを取り揃えているからこそ、マットPPF車両はもちろん、マット塗装車に対しても、ほぼ同等の質感に仕上げる施工ができます。
それが、ザラップだからこそ実現できるマットPPFの質感合わせです!!
様々な質感の違うマットPPFを選択できることは、お客様にとって非常に大きいメリットがある点をお伝えさせて頂きました。
一方で、施工員にとっては、複数種類のマットPPFを施工するのは、実は大変です(笑)。
というのも、それぞれのメーカーでPPFの糊の特徴が異なるため、これらの違いをしっかり理解し、施工方法をフィルムによって変えることができるノウハウが求められるからです!
「まずは傷の状態確認だけでもして欲しい!」という方も◎です!
傷の状態確認から、お客様にとってベストな解決策を見つけます!
お問い合わせを心よりお待ちしております!


